さらにトイレについて考えてみる
- 伊藤英子
- 2021年5月24日
- 読了時間: 2分
最近…というか少し前、男女共用のトイレなんて無理!みたいな流れがあった。
小さな店舗なら男女一緒のことも多いけれど、会社や大きな店舗や公共の建物では
当然男女で分かれるべき場所、みたいな。
その流れの中で、障害者用バリアフリートイレも男女別になっている場所が増えてきた。
某市の新庁舎も、女子トイレの入り口、男子トイレの入り口に
それぞれバリアフリートイレが設置されている。
そしてなんと、その上ご丁寧に「女子用」「男子用」とテプラで貼られている!
ただでさえ「どなたでもお使いください」トイレだから、使用中のことが多い。
空いてるなら、もう片方を使わせてくれてもいいじゃないか~。
ちなみに、国土交通省からは
「男女共用のトイレしか利用できない人への配慮」が求められている。
要は、性別関係なく利用できることが大切だということ。
トランスジェンダーの方や、異性介助(パートナーや親子など)の方は、
なかなか男女別のトイレを使いづらいよね。

世の中にはこんなトイレも拡がってきていること、
知って欲しいな。
某市の某課長によると…
「職員も来庁者も多く、一般のトイレは時間によっては並ぶこともある。
多目的トイレを、障害のある人だけのために空けておくこともできない」
そうですか~
「来庁者から苦情が出たため、
多目的トイレには改めて『女性用』『男性用』と掲示した」
「僕が女性用トイレに入るのはイヤでしょう。
あなたが男性用を使用するのは問題ないとしても」
なるほど~
マジョリティの声は強い。
そして大きい。
(その上さりげなく性差別発言…)
マイノリティの声を、どう聴いていくのか。
そしてどう変えていくのか。
それこそ、市の姿勢が問われているのだよな~と思ったことでした。
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